姉sが図書館で調べたことと、そしてショパンを見て思うこと。
そんなことを書いてみました。
まだまだ改良の余地があるページですが... 
 
牧羊犬の起源についてOESの起源について
健康上の注意 / 気質 / 手入れ / 参考文献
 

牧羊犬の起源について

現在の犬種は300種以上 そのうち50あまりが牧羊犬出身です。
たとえば、コリー、OES、シェルティ、Gシェパード、Gピレ、Wコーギー等。まずアジアの羊の番犬がフェニキア人の商人の手でヨーロッパに連れてこられました。そして土着の犬と交雑。 このときその土地の適した性能や体型が選択されました。これより長い年月の間 各地で色々な牧羊犬が育てられることになります。当時は夜間でも野獣と識別しやすい大きな白い犬が好まれ、羊を誘導するような牧羊犬は19cから登場しました。その後、銃や罠の普及で害獣が減り、牧羊犬の求められた役割も変化し、闘争力より知能たくましさより敏捷さが求められるようになりました。
結果ボーダーコリーのような有能な中型犬の牧羊犬を除いては勇敢さや性能を生かすため軍用犬、警察犬、護衛犬に転用されました。
  牧羊犬   羊専門 (シープドッグ) 例 OES、コリー、シェルティー
         牛専門 (キャトル。ドッグ) 例オーストラリアンキャトルドッグ
                                   以上参考文献1より

OESの起源について

これには色々な説があります。
参考文献2では
起源は1800年代で初期の用途は羊のハーディング。ブリアードのような大陸の牧羊犬にさかのぼると考えられるとされていますが、
参考文献3では
1800年中期までに現在の名でよばれるようになり、それ以前は「羊飼いの犬」で通っていて、祖先に関してはビアデット・コリーの血が入っているというのがもっとも信じられている説。
他に
ヨーロッパの大陸川の牧羊犬との混血が大いに考えられる
と2つの説があげられています。
また最初非常に優秀な牛追い犬となり、保護防衛本能を生かして羊の群の「お守り役」となったとも紹介されています。

健康上の注意

股異形成は減少しつつあるが今なお憂いの種。この病気は多くの権威が遺伝性であるとともに環境因子によっても誘発されるとしています。そのほかは犬種固有の欠陥も少なく、大型で垂れ耳で毛両豊かな犬がかかりやすい病気に注意が必要。
                                        以上参考文献3より
ショパンは姉sのもとに来たとき外耳炎にかかってました。今では定期的に獣医さんに耳の中の毛を抜いてもらっています。それと、洗った後よく乾かさないと皮膚病になることが最初のころありました。このようなことが参考文献3で言われる「垂れ耳で毛両豊かな犬がかかりやすい病気」だと思います。

気質

気質は個によって様々。
ショパンの性格をあげると甘えん坊、寂しん坊、うれしい時は全身でそれを表現し、散歩に行くと分かると一通り室内を駆け回った後、連れていってくれる人から離れない。中型と大型の日本犬が嫌いで散歩中に出会うと吠えかかることがある。しかし、小型犬は好きで大きな体で一緒に遊ぼうと努力しては逃げられる。
ただ大概のOESは他の犬など気にしないようです。
本を見てみると従順な犬で訓練は優しいと書いてあったり、甘やかすととんでもない犬になると書いてあったり、また訓練性も従順性もそれほどたかく無いと書いてある本もあるります。
個人的には訓練性も従順性もそれほど高くないだろうと思うし、また甘やかすととん でもない犬にはその通りと思います(どんな犬種でもそうかな)。
姉sは一度ショパンとアジリティを志したが、喜んで障害をジャンプしたりするゴールデンを横目にショパンはいやいやジャンプしていました。アジリティを屋って楽しむよりは木陰で飼い主に撫でられる方が好きなようです。また番犬にはならないと書いてある本もありますが、ショパンの場合は番犬になると思う。
また参考文献1には
「この犬種が持つ攻撃的な本能が時折表に現れてくることもありますが、早い時期に    訓練すれば...」
ということが書いてあります。OESは特に雄の場合野生が残っていることがあるので気を付ける必要があります。しかし参考文献1に書いてあるとおり、早い時期の訓練で手に負えない犬になることを防ぐことは可能で、プロの手を借り、飼い主も一緒になって行えば難しいことではありません。

OESについてたくさん知ってくれたら僕もうれしいよ!!

参考文献

参考文献1
『朝日百科 動物たちの地球 13巻』 全15巻 
1994年11月1日発行 発行所 朝日新聞社
参考文献2
『犬種図鑑』
1996年7月1日 第一版第一刷発行 原著 Dr.Bruce Fogle
日本語版監修 福山英也  発行所 ペットライフ社
参考文献3
『The International Encyclopedia of Dogs 犬の大百科』
1997年11月22日 発行 
編集 愛犬の友編集部   監修 神里洋